こんにちは。
最近友人に「箱立くんはリアルの友達というよりネットの友達って感じがするから、実際に会うとオフ会の気分になる」と言われた箱立です。実体を失っている。
最近某作品を読んだことにより、様々な地方の訛りに触れる機会がありました。
訛りっていいよな〜
可愛いもんな〜
と思っていた時、ふと思い出す。
「私も訛ってるじゃん・・・」
銚子市の近くに住んでいる人間は「どこ住んでるの?」という問いに、
説明が面倒からという理由で「銚子だよ」と言いがち。
みんなも『だべ語』をマスターしよう!
嘘。絶対にせんでいい。
私生活において何の足しにもならないから。
※これから記述する訛りはわかりやすいように文字に起こしていますが、
※これから記述する訛りはわかりやすいように文字に起こしていますが、
実際は全ての発音に濁点が付いています。
●『他の地域の方言と共通する点』編
●『他の地域の方言と共通する点』編
①「〜ば」
「〜を」。かの有名な「なんばしよっと!(何をしてんだ!)」の"ば"と同じです。
②「〜さ」
「〜に」。
【使用例】
「そっちさ持ってって。(そっちに持って行って)」
③「〜ん」
「〜の」。「あたしんち」の"ん"です。
④「〜だや」「〜たや」
「〜だ?」。
【使用例】
「どこさ行っただや(どこへ行ったんだ?)」
⑤「〜べ」
「〜だろ」。
よく見かける「〜っぺ」より使い勝手が良いのでこちらが主流になっています。前の音が「っ」の場合は「〜ったべ」になります。
【使用例1】
A「ちゃんと8時集合つってあんだべ?(ちゃんと8時集合って言ってあるんだろ?)」
B「あいつまだ寝てったべ〜!(あいつまだ寝てるんだろ〜!)」
C「もう行くべ行くべ(もう行こ行こ)」
A「ちゃんと8時集合つってあんだべ?(ちゃんと8時集合って言ってあるんだろ?)」
B「あいつまだ寝てったべ〜!(あいつまだ寝てるんだろ〜!)」
C「もう行くべ行くべ(もう行こ行こ)」
【使用例2】
A「どこさ行くだや?(どこへ行くんだ?)」
B「運動すんべと思って。公園まで走ってくる。(運動しようと思って。公園まで走ってくる。)」
【番外編】
〜べは汎用性が高いので
「だべ(語尾を下げる)」→「だろ」
「だべ?(語尾を上げる)」→「だろ?」
「だべよ」→「だろう(が)よ」
「だべさ」→「だろうさ」
「だべや」→「だろう」
「すんべ」→「しよう」
「やんべ」→「やろう」
とかなり応用が効きます。
とかなり応用が効きます。
⑥「〜っぺ」
「〜だろ」。前の音が「っ」だった場合使えます。地域によってはこっちが主流かな?
【使用例】
「だからダメだっつってっぺ〜よ〜!(だからダメだって言ってるだろうがよ〜!)」
「お前さっき頭ぶっけてたべ!?痛がっぺ〜!可哀想に〜!(お前さっき頭ぶつけてただろ!?痛いだろ〜!可哀想に〜!)」
「〜だろ」。前の音が「っ」だった場合使えます。地域によってはこっちが主流かな?
【使用例】
「だからダメだっつってっぺ〜よ〜!(だからダメだって言ってるだろうがよ〜!)」
「お前さっき頭ぶっけてたべ!?痛がっぺ〜!可哀想に〜!(お前さっき頭ぶつけてただろ!?痛いだろ〜!可哀想に〜!)」
【番外編】
さっきの怒ってる時の例文に「だべ」を使う場合、
「だからダメだっつってんべ!(だからダメだって言ってるだろ!)」
とかになり、速度がグンッッと上がります。
⑦うち
「私」。火垂るの墓の節子やギルティギアのブリジットの一人称もこれですが、関西の発音の「う↑ち」ではなく「うち↑」になります。
さっきの怒ってる時の例文に「だべ」を使う場合、
「だからダメだっつってんべ!(だからダメだって言ってるだろ!)」
とかになり、速度がグンッッと上がります。
⑦うち
「私」。火垂るの墓の節子やギルティギアのブリジットの一人称もこれですが、関西の発音の「う↑ち」ではなく「うち↑」になります。
でも普通に「家(うち)」とも言うので「うちんち」で「私の家」になります。
残念ながらうんちではないです。
残念ながらうんちではないです。
⑧けーる
「帰る」。
「帰る」。
【使用例】
「今からけーるわ(今から帰るわ)」
「今からけーるわ(今から帰るわ)」
「一緒にけーろ?(一緒に帰ろ?)」
⑨「だからよ〜」
これは訛りというか、地域の若者言葉だったのかな。私が中高生の時によく使われていた言葉で当時も大人はあんまり使ってなかったですね。
意味は「それな」で、発音は「だ↑か↑ら↑よ〜↓」。決して「だから何?」と煽っている訳ではありません。沖縄のうちなーぐちにも同じものがありますね。
【使用例】
A「明日ん集合5時とか無理でね?(明日の集合5時とか無理じゃない?)」
B「だからよ〜(それな)」
●『スタッカート』編
とにかく言葉を短縮するために跳ねさせがち。
これは訛りというか、地域の若者言葉だったのかな。私が中高生の時によく使われていた言葉で当時も大人はあんまり使ってなかったですね。
意味は「それな」で、発音は「だ↑か↑ら↑よ〜↓」。決して「だから何?」と煽っている訳ではありません。沖縄のうちなーぐちにも同じものがありますね。
【使用例】
A「明日ん集合5時とか無理でね?(明日の集合5時とか無理じゃない?)」
B「だからよ〜(それな)」
●『スタッカート』編
①「だけっと・たけっと」
「だけど」。前に来る音によって変化します。
【使用例】
「そん時はうちが持ってたんだけっとさ(その時は私が持っていたんだけどさ)」
「今飯作ってったけっとも(今ご飯作ってるんだけども)」
②「したっけ」
「そしたら」「〜したら」。北海道でも使うみたいです。(ぼくのなつやすみの知識)
【使用例】
「したっけ電車止まっちゃってさ。(そしたら電車止まっちゃってさ。)」
「スカート短くしたっけ、えれぇ怒られたどえ。 (スカート短くしたら、すごい怒られたわ〜。)」
単語をどれだけサボれるかの瀬戸際を攻めています。多分必要な分の単位ギリッギリを取って授業を欠席する人が考えたんだと思う。
①「あるって」
「歩いて」。専門学生になるまで普通に標準語だと思っていた訛りステークス1番人気です。
【使用例】
「ちょっと外あるってくっからよ(ちょっと外を歩いてくるからね)」
「歩いて」。専門学生になるまで普通に標準語だと思っていた訛りステークス1番人気です。
【使用例】
「ちょっと外あるってくっからよ(ちょっと外を歩いてくるからね)」
【番外編】
「車であるってくっから!(車で行って(走って)くるから!)」
決してバケモンの話ではありません。
「車であるってくっから!(車で行って(走って)くるから!)」
決してバケモンの話ではありません。
②「もす」
「燃やす」。
【使用例】
「向かいの田んぼもしてっから(向かいの田んぼ燃やしてるから)」
※田舎では草を滅するためにすぐに野を焼く。普通に誤って通報されるので気をつけてほしい。
③「おっこる」
「落っこちる」。
【使用例】
「そんな端っこさ置いてたらおっこるよ!(そんな端っこに置いていたら落っこちるよ!)」
●『もはや何だよ』編
①青なじみ
「青アザ」。普通に標準語だと思ってました。未だに使っちゃう。
②じゃみる
「滲む」。これも普通に標準語だと思ってました。
小学生の頃、図画工作の授業で絵具を使ってポスターを描いていた時「ちゃんと乾かさないとじゃみるからね」と先生が仰ってました。また、滲みすぎたものを「じゃみじゃみになっちゃった!」と言ったりもしてた。
③あに
「何」。
【使用例】
「あにしてった(何してんだ)」
「あんだや(何だ?)」
④あんめぇ
「ないだろ」。
【使用例】
「しょうがあんめぇ(しょうがないだろ)」
「お前が持ってったんであんめぇな?(お前が持っていったんじゃないだろうな?)」
「ないだろ」。
【使用例】
「しょうがあんめぇ(しょうがないだろ)」
「お前が持ってったんであんめぇな?(お前が持っていったんじゃないだろうな?)」
⑤しゃっこい
「冷たい」。「冷やっこい」だと思います。
派生してめっちゃ冷たいものを「しゃっこしゃっこ」とも言います。
【使用例】
「手袋しろよ〜!手ぇしゃっこしゃっこになってしょうや〜!(手袋しなよ〜!手が冷え冷えになるでしょうよ〜!)」
「冷たい」。「冷やっこい」だと思います。
派生してめっちゃ冷たいものを「しゃっこしゃっこ」とも言います。
【使用例】
「手袋しろよ〜!手ぇしゃっこしゃっこになってしょうや〜!(手袋しなよ〜!手が冷え冷えになるでしょうよ〜!)」
⑥しとい
説明が難しい言葉ナンバーワン。
無理やり訳すと「水に濡れた」。
語源は「雨がしとしと降る」の「しとしと」だと思います。雨に降られた時やホースの水が飛んできた時など、水滴が対象になります。
【使用例】
説明が難しい言葉ナンバーワン。
無理やり訳すと「水に濡れた」。
語源は「雨がしとしと降る」の「しとしと」だと思います。雨に降られた時やホースの水が飛んできた時など、水滴が対象になります。
【使用例】
「しといしとい!おー、しゃっこい!(濡れた濡れた!あー、冷たい!)」
⑦〜け
「〜くらい」。短縮の粋をこえてる。
「こんけ(このくらい)」「どんけ?(どのくらい)」「そんけ(そのくらい)」などと使います。
イレギュラーで「こんけばっかし(こんな少ない数/量)」「そんけばっかし(そんな少ない数/量)」となることも。
【使用例】
「塩どんけ入れった?(塩どのくらい入れるの?)」
「こんけでいいべ(このくらいでいいだろ)」
「そんけばっかし入れてどうすったよ(そんな少ない量入れてどうするんだよ)」
⑧おっぺす
「押す」。発音伸びとるやんけ。
【使用例】
「こっちさおっぺして(こっち側に押して)」
「押す」。発音伸びとるやんけ。
【使用例】
「こっちさおっぺして(こっち側に押して)」
⑨とじくさる
「絡まる」。これも伸びとるやんけ。
【使用例】
「イヤホンとじくさった!!!(イヤホン絡まった!!!)」
●『若い人はあんまり使わない』編
まれに聞いたりはするけど使わない言葉です。中高年の方は使うかも。
①おんらあ
「俺ら(俺たち)」。
【使用例】
「おんらあ午後からそっちさ行くからよ(俺たち午後からそっちに行くからよ)」
「俺ら(俺たち)」。
【使用例】
「おんらあ午後からそっちさ行くからよ(俺たち午後からそっちに行くからよ)」
②あじょー
「どう」。絶滅危惧種の言葉です。
【使用例】
「あじょーした(どうした)」
「あじょーすった(どうするんだ?)」
【番外編】
「あじょーにもかじょーにも」で「どうにもこうにも」になります。熊本弁の「どぎゃんもこぎゃんも(どうもこうも)」みたいでほんのちょっと可愛い。でも熊本弁の方が遥かに可愛い。
「どう」。絶滅危惧種の言葉です。
【使用例】
「あじょーした(どうした)」
「あじょーすった(どうするんだ?)」
【番外編】
「あじょーにもかじょーにも」で「どうにもこうにも」になります。熊本弁の「どぎゃんもこぎゃんも(どうもこうも)」みたいでほんのちょっと可愛い。でも熊本弁の方が遥かに可愛い。
③いきれる
「調子に乗る」。小さい頃はふざけてたら大体これで怒られてました。
【使用例】
「いきれてっちゃねーぞ(調子乗ってんじゃねーぞ)」
「調子に乗る」。小さい頃はふざけてたら大体これで怒られてました。
【使用例】
「いきれてっちゃねーぞ(調子乗ってんじゃねーぞ)」
④おいねー
「いけない」。絶滅危惧種の言葉です。
【使用例】
「おいねーよ、そったことしたら。(いけないよ、そんなことしたら。)」
「いけない」。絶滅危惧種の言葉です。
【使用例】
「おいねーよ、そったことしたら。(いけないよ、そんなことしたら。)」
⑤しみじみ
「しっかり」。よくこれで怒られてたりします。
【使用例】
「しみじみしろよ〜!(しっかりしろよ〜!)」
⑥ごじゃまんかい
「散らかっている」。ごちゃごちゃ満開的な意味だと思います(多分)
「しっかり」。よくこれで怒られてたりします。
【使用例】
「しみじみしろよ〜!(しっかりしろよ〜!)」
⑥ごじゃまんかい
「散らかっている」。ごちゃごちゃ満開的な意味だと思います(多分)
保育園児時代おもちゃを散らかしてこれで怒られました。怒られすぎでは?
【使用例】
「こんなごじゃまんかいにして…どうすったよこれ!(こんなに散らかして…どうするんだよこれ!)」
●『田舎のヤンキー イオンしか行くところない』編
「こんなごじゃまんかいにして…どうすったよこれ!(こんなに散らかして…どうするんだよこれ!)」
●『田舎のヤンキー イオンしか行くところない』編
「しばくぞ!」や「うちころすぞ!」、「たっくるさりんどー!」と、何故か全国に存在する「ご当地暴言(最悪ネーミング)」。
「かっくらすど!」
多分これになります。
正直マジで使わないですが、すごい瞬発力のある拳感があって良いですね。
【使用例】
「あに言ってったお前!かっくらすど!!(何言ってんだお前!ぶん殴るぞ!!)」
ここでは登場しなかった訛りも沢山ありますが、思いつくのはこんなものでしょうか。
沖縄のうちなーぐちは音を伸ばしてリズムを取るイメージがありますが、こっちの地域では音を切ってリズムを取っているんですね。学びを得た。
【使用例】
「あに言ってったお前!かっくらすど!!(何言ってんだお前!ぶん殴るぞ!!)」
ここでは登場しなかった訛りも沢山ありますが、思いつくのはこんなものでしょうか。
沖縄のうちなーぐちは音を伸ばしてリズムを取るイメージがありますが、こっちの地域では音を切ってリズムを取っているんですね。学びを得た。
改めて文字に書き出すと訛ってるもんですね。
そんでやっぱり可愛くない。
でも橋本環奈がこれ喋ってたら「かわいい〜!」ってなるんだろうな。
橋本環奈レベルになったら突然ホーミー始めてもきっと可愛いもんな。
そんでやっぱり可愛くない。
でも橋本環奈がこれ喋ってたら「かわいい〜!」ってなるんだろうな。
橋本環奈レベルになったら突然ホーミー始めてもきっと可愛いもんな。
この世は無常(獣ゆく細道)
〈おしまい〉
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